ワキガ手術と再発について

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ワキガの手術による治療でよく耳にするのが、費用・傷跡・再発(効果)といったことで、実際にワキガ手術を考えたときに、この3つ問題が上がるでしょう。

 

この中でもとくに再発に関しては大きな問題で、ワキガや多汗症の原因である汗腺類を、手術によって全て除去したはずなのに、実際にはそれら残ってしまい、術後合併症が発生してしまったという報告も数多くあります[注1][注2][注3]

考文献:[注1]腋臭症の治療の概説

参考文献:[注2]腋臭症(わきが)のお話 米沢市立病院 形成外科

迷いに迷って決断した手術なのに、これまで長年にわたって苦しめられてきた悩みに、再びつきまとわれてしまうようなことになると、絶望してしまいますよね。

 

私の妻もまた、さまざまな思いを詰めて何度も病院を受診。迷いに迷った結果、手術を決意しました

 

手術費は保険が適用されたので低コストで収まったのですが、困ったことに、目を覆いたくなるほどの手術痕が残った上、肝心のワキガが解消されず、再発してしまったのです

 

【関連記事】妻が手術を選択したきっかけについては下記記事でお話していますので、ぜひ参考にしてください。

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こんにちは。管理人のユウです。 私は、ワキガ体質の妻と7歳になる娘を持つ、福岡在住のアラフォーサラリーマンです。 毎日仕事と子育てに励むごくごく普通のサラリーマンですが、ある悲痛な思いをしたことがきっかけで、ワキガについて勉...

ワキガ再発の原因とは

ワキガの再発は、アポクリン汗腺の取り残しのことをいいます

 

つまり切開した部分しか治療ができていないため、未治療の範囲に残存したアポクリン汗腺の一部が高い再生能力によって、またもや組織がよみがえり、以前と同じような活動を再開してしまうのです[注3]

参考文献:[注3]腋臭症の診療方針の立て方と治療

手術によって除去されたアポクリン汗腺は、取り残しがあったとしても、その数は生まれたあと数年で決まってしまうため[注5]汗腺自体が再び増えることは基本的にはありません

参考文献:[注5]発汗は重要な体温調節機能「汗をかけない」は要注意

ただ、ワキガ臭自体は減少するのですが、ニオイの原因であるアポクリン汗腺が残存しているので、もう一度活動を始めることにより「ワキガが再発した」と感じてしまうのです

 

このほか、ボトックスの注射によるワキガ治療や、第二次性成長期を迎えていない子どもが手術を受けた場合、手術をしてもまたアポクリン腺が発達したことによって、再発する可能性があります[注6]

(前略)しかし、成長の途中ですから汗腺類はこれから発達のスピードを上げていきますので、現在、活動中にアポクリン汗腺を除去したとしても、その後に新たなアポクリン汗腺が発生してくることも考えられます。(後略)

引用元:[注6]2010年 長崎出版 重本譲 『ドクターによるワキガ・多汗症・黄ばみの最新治療』148Pより引用

わきがが再発しない手術

いかなる最新のワキガ治療であっても、100%の確率でワキガが再発しないようにできる手術はありません[注7]

 

その理由は、人間の身体は非常に優れた再生能力を備えているからです

 

そのため、どんなに高い効果が期待される治療でも、ほんの少しアポクリン汗腺の一部が残つていれば、しばらく時間が経つと再生してしまいます

 

私たちが生命を維持していく以上、ワキを含める皮膚は呼吸を必要とし、その上エクリン汗腺や汗やアポクリン汗腺は全身に分布するため、手術によって完全に汗やニオイを無くすことは不可能なのです[注7]

参考文献:[注7]腋臭症(わきが)のお話 米沢市立病院 形成外科

ワキガ再発後の手術

先に述べたように、どれだけ最高レベルの治療を受けたとしても、多汗症やワキガの場合、使用する医療器具や、経験の浅い医師による術式の限界のほか、身体の再生能力によってワキガ再発の可能性があります[注1][注3]

 

そのためメスを入れない汗腺類の破壊ではなく、剪除法のようにワキガの原因である汗腺類を完全に取り除いてしまうのが期待できるかもしれませんが、この方法ですと後遺症や妻のようにワキに大きな手術痕が残ることが心配です[注2]

 

そうしたことが起こらないために、ワキガの最新治療が開発されているのですが、どうしても身体の再生能力のことを考えると、やはり再発ということを自覚しなければなりません

 

それでも手術を希望されるのであれば、治療を受けた医院やクリニックで再度、医師の診察を受けて、判断していくのが望ましいでしょう

 

もし、治療を受けた担当の医師を信頼できないのであれば、他の医院やクリニックを受診してもいいと思います。

 

ただし、手術後に「こんなはずじゃなかった」と新たな後悔を生まないためにも、必ず積極的な情報集を心がけましょう

ワキガ再発の症状

ワキガの治療を受けた人の中に「術後臭」と呼ばれる症状が現れる方が、少なからずいます[注8]

(前略)そして、一部の患者さんに「術後臭」と呼ばれる症状を訴える方がいらっしゃいます。これはワキガはなくなったものの、スソワキガや全身のアポクリン汗腺から分泌される汗の臭いが気になってしまうという現象です。(後略)

引用元:[注8]2010年 長崎出版 重本譲 『ドクターによるワキガ・多汗症・黄ばみの最新治療』99Pより引用

これは、ワキガの悩みは解消されたものの、ニオイに敏感になった方が、全身に分布するアポクリン汗腺から分泌される汗のニオイが気になって起きる現象です

 

このような症状が現れた場合、患者である私たちは、その原因が何なのか見極める必要があります

 

それがアポクリン汗腺の取り残しによるものなのか、それともワキガ以外の汗腺類によるものか、あるいは自己臭症になってしまったのか、必ず確認しなければなりません[注9]

 

(前略)先にふれた「術後臭」にしても、手術をされた患者さんは、臭いに敏感になっています。

それがワキガ以外のアポクリン汗腺によるものなのか、それともワキガの原因である腋のアポクリン汗腺が切除しきれなかったものなのか、あるいは自己臭症になってしまったのか、再度、診察を受ける必要があります。(後略)

引用元:[注9]2010年 長崎出版 重本譲 『ドクターによるワキガ・多汗症・黄ばみの最新治療』122Pより引用

【関連記事】術後臭についてのさらなる詳細は下記のページに書いてあります。

ワキガ手術をしたのにニオイが悪化!?術後臭の正体とは
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術後のアフターケアは重要

私たちは、保険適用とうたっているクリニックで手術を受けたのですが、現実ではそのクリニック選を選択したことにより、アポクリン汗腺が取り残されたままの状態で、その手術は終了しました

 

さらにはワキの下にザックリと大きく手術痕が残ってしまい、新たなコンプレックスを抱えてしまったのです

 

私は手術をされた妻に付き添い、ワキガ再発の原因を突き止めるために、手術を受けたクリニックへ相談しに行きました。

 

けれども担当の医師からは「気のせいですよ」の一言で片づけられ、別途でボトックスを注入して治療は終わったのです

 

このことからも、いかに術後の保証期間が設けてあるか、どれだけのアフターケアをしてくれるかが、クリニック選びの重要なポイントになります。[注10]

参考文献:[注10]美容医療にかかわる消費者被害の未然防止に向けて

自分でできる再発後の対策

その後、私たちは別のクリニックを訪ねましたが、実際のところ、ほかの医師が施術して失敗した後は、内部の組織が原形を留めないため、再度手術するのは難しく、さらにリスクを伴うので断られました

 

そのため、クリニックには行かず、今はデオドラントと食生活の改善の組み合わせに加えて、ワキ汗をしっかり吸収する汗取インナーで、ニオイが気にならない快適な毎日を過ごしています

 

根本的な解決にはなりませんが、食生活の見直しは、なるべくたくさんの野菜を摂ることで、食事のバランスが良くなるため、ホルモンの活性化の抑制になり、効果が期待できるのです[注11]

参考文献:[注11]健康づくりと生活習慣病予防

合わせて、デオドラントでワキの雑菌の繁殖や汗を抑制[注12]これにより、気になるワキガ臭を抑えることができるため、不安や緊張からの汗やニオイも減少し、ストレスのない生活を送れていますよ

参考文献:[注12]皮膚科学と化粧品

【関連記事】下記の記事ではワキガのニオイ抑制に期待ができるデオドラント剤にいつて詳しく説明していますので、手術をしてまでもワキガをなおしたくないと思っている方は、こちらを参考にしてください。

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最後に

・アポクリン汗腺の取り残しが再発の原因

・100%ワキガが再発しない手術はない

・一部でも残存したアポクリン汗腺は再生する

・術後臭の原因は見極める必要がある

・いかにアフターケアをしてくれるかが重要

 

ワキガや多汗症の治療は、ある意味、とってもシンプルなものです。

 

簡単に言うと、ワキガや多汗症のもとになるアポクリン汗腺とエクリン汗腺を完ぺき切除して取り除いてしまえば、これらの症状がすべて解消できるからです

 

しかし、クリニックや術式選びで失敗すると、大きな回り道をすることになってしまうほか、心に取り返しのつかないダメージを受けてしまい、さらにはその治療費も膨れ上がります

 

そのため、自分にふさわしい治療法やクリニック選びは、なによりも重要なことでしょう

 

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