黄ばみはワキガの特長!?原因と対策

白い下着やTシャツを着ると、ワキの部分に黄色いシミができる、黄ばみに悩まされている方も多いのではないでしょうか

妻のワキガは多汗症と併発していたので、ひどい時は購入したばかりの服を3~4回ほど着ただけで、ワキや胸のあたりが黄ばんでしまうこともありました

黄ばみができる人はそれぞれ

我が家の洗濯係は、夫である私が務めているのですが、洗濯が終わって乾いた妻の下着やTシャツをたたもうとしたら、すでにワキや胸の部分が黄ばんでいた、、、なんてショックを受けることはよくありました。

でも、私たちの友達にはワキガ体質でないのに、白いTシャツを着ると、ワキの部分に黄色のシミができる人もいるので

服に黄ばみができやすい人、黄ばみができにくい人にはそれぞれ特長があるのでしょうか。今回は黄ばみとワキガの関係と、黄ばみになりやすい体質について調べてみました。

黄ばみの原因

ワキガって本当に厄介です。

帰宅してTシャツのワキ部分を見ると黄色くなっていたり、汗をかいてた服を脱いだとたん「ムアッ」とするあのニオイは 、なかなか口で説明できないニオイ、、、ワキガ体質ではない人がうらやましいですよね。

ところが、ワキガ体質ではないのに黄ばみで悩んでいる友達もいて、黄ばみは誰にでもできるのか、原因はなんなのか、意外と知らないことがたくさんあります。

実は汗ジミによって服が黄ばむ主な原因は

・アポクリン汗腺から分泌された汗

・エクリン汗腺から分泌される汗

・デオドラント剤の間違った選択

の3つ[注1]が考えられます。

参考文献:[注1]タイトル:重曹の上手な利用法

また、黄ばみができやすい体質は、遺伝によることも大きく関係[注2]しているのです

参考文献:[注2]腋臭症の診療方針の立て方と治療

アポクリン汗腺から分泌される汗

アポクリン汗腺から出る汗の場合、たんぱく質やアンモニア、糖質、脂質といった様々な成分が分泌され、これらがワキガ臭の原因となります

その中にリポフスチンという色素成分も含まれているのですが、ワキや胸に多く存在するアポクリン汗腺から、この色素を含む汗が分泌され、いつの間にかじわじわと服に染み込み、黄ばみができるのです[注3]

さらに、リポフスチンという色素成分[注17]はワキガの度合いが強い人ほど、たくさん分泌されるため、人によっては下着やTシャツが茶褐色になることもあります[注3]

医師によるワキガの判定は、ほとんどのケースで嗅覚による判断になっていますが、「ワキ部分の黄ばみ」の程度を、ワキガ臭の強さの判定基準に応用しているクリニックもあるようです[注3]

参考文献:[注3]タイトル:重曹の上手な利用法

参考文献:[注17]汗腺の疾患

point
私たちも、写真にある黄ばんだ服を持参して、医師に直接みてもらいました。ワキガを実証するのにとても役に立ちますよ。

エクリン汗腺から分泌される汗

単なる汗による黄ばみなのに「実はワキガではないか」と悩んでいる人は少なくないでしょう。

汗による黄ばみと、ワキガ体質の人による黄ばみは、明らかに異なるため、エクリン汗腺から出る汗の色の場合には普通「黄ばみ」とは表現せずに「汗ジミ」と言います

エクリン汗腺から出る汗は99%が水分[注4]で、無色、無臭でサラリとしていますが、発汗のしかたによって、この「汗ジミ」の色が強くなるケースがあり[注1]その理由はさらに、次の4つに分類されます

参考文献:[注4]「第 42 回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会⑦シンポジウム 5-4 掌蹠膿疱症と汗

皮膚の健康状態

過酸化亜鉛や硫酸オキシキノリン、ヘキサシミンなどを配合した、強い殺菌力をもつデオドラント剤の使いすぎにより、異物の分解や、有害な雑菌を捕食してくれる常在菌を死滅することでも起こります

これは、善玉菌を数多く含む常在菌まで全て殺菌してしまうと、代わりに別の細菌(真菌というカビの一種)が繁殖し、汗ジミの色を強くしていまうのです

また、アトピー性皮膚炎や湿疹でも、皮膚や粘膜のバリア機能が低下(バリア機能障害)して、同じように細菌が繁殖する場合があるので注意しましょう[注5]

参考文献:[注5]アトピー性皮膚炎と皮膚のバリア機能

汗腺類の機能が低下

運動不足に加えて24時間エアコン完備のような環境の中にいると、汗をかく習慣がなくなった、という方もいるでしょう。

こうして発汗量が少ないことが原因で、汗腺そのものの機能が低下し、うまく発汗できなくなると、水分だけでなく、血液中にふくまれるナトリウム(塩分)などのミネラルが多く分泌されます。[注6]

(前略)ところが、汗腺の機能が鈍って、ミネラル分を再吸収せず、水分と一緒に体外に排出される汗は、ベタベタしていて蒸発しにくく、体温調節機能がうまく働きません。現代人がかく汗のほとんどは、この「悪い汗」といえます。(後略)

引用元:[注6]2011年 旬報社 五味常明『気になる口臭・体臭・加齢臭』69~70Pより引用

それがいわゆるベタベタした汗になるのですが、このような汗にはもちろん血液中に含む鉄も分泌この鉄分が単なる汗より色がついた汗ジミ[注8]をつけてしまうのです。[注7]

参考文献:[注7]鉄欠乏性貧血

精神性発汗

精神性発汗は気温や運動とは特に関係なく、精神的な不安や、ちょっとした緊張にも反応して起こります[注8]

参考文献:[注8]発汗は身体にとって重要な「冷却システム」

このような発汗の場合には、汗が突発的かつ大量にでるため、血液中にふくまれるナトリウムなどのミネラルと一緒に、鉄もたくさん分泌されやすく[注7][注9]当然、先に述べた同じ理由で汗ジミの色が強くなります。[注10]

参考文献:[注9]暑熱順化が熱中症に及ぼす影響の整理

【関連記事】汗腺類のはたらきについてのさらなる情報は下記のページに書いてあります。

ワキガの原因と汗のメカニズム
ワキガは個人的な特徴であると同時に、とってもデリケートな疾患でもあります。妻は子供のころから「汗っかき」だったようで、私と出会ったときには多...

デオドラント剤の間違った選択

反応のしかたも個人差がありますが、体質に合っていないデオドラントを使うことにより、黄ばみを発生させてしまうことがあります

これは、ワキに生息する常在菌の種類や皮膚の状態と、デオドラント剤との相性が関係しているといわれていて、スプレータイプ、パウダータイプなどのデオドラント剤全部が必ず黄ばむわけではありません

また、黄ばみの原因がデオドラント剤かどうか確認する方法は、おつかいのデオドラント剤の使用を一時的に中止してみると、原因がデオドラント剤なのかどうかが分かります[注10]

参考文献:[注10]タイトル:重曹の上手な利用法

point
中止して黄ばみがなくなったら、思い切って違う製品に変更するのがいいでしょう。
 

【関連記事】下記記事の内容を参考に、今お使いのデオドラントを見直してみるのも良いかもしれません。

おすすめワキガケアクリーム8選+最強制汗剤αを徹底解説|本格的な抑臭を叶えたい人必見!
毎日ニオイケアを頑張っているけれど、汗をかくとやっぱり気になるワキガのニオイ。 毎回トイレに駆け込み「どうして…」なんて、周りにニオってな...

黄ばみ対策3つの方法

ちゃんと毎洗濯していても、ジワジワと気になってくるシャツの黄ばみ。ふつうの洗濯方法では、なかなか落ちませんよね

忙しい毎日を送っているにとにとって、服に黄ばみができてからの洗濯はとっても負担にもなりますので、黄ばみが発生する前に防止するのが一番です

ワキ汗パッドを使用

ワキガに悩む私たちにとって、必須アイテムであるワキ汗パットはとっても使い勝手がよく、汗ジミや黄ばみ対策の王道でしょう

単なる汗ジミはもちろん、黄ばみも同時に予防でき、汗が服に染み込むことなく、周囲にもワキ汗が知られません

さらに、洗えば何度も使えるタイプもあり、服に貼るため皮膚が荒れたり、ワキの群れも起こりにくいので皮膚が弱い人にはうれしいアイテムですね

ただ、ワキにゴワゴワ感や暑さ感じます。また、汗を大量にかく人は、パッドから汗がにじみ出てしまう恐れがあるので注意が必要です

こまめな洗濯

単なる汗ジミも時間が経てば、黄ばみの原因になります[注11]

洗濯係の私もそうですが、いかに無駄なコストや手間を省くことができるかを考えて、洗濯物を数日分まとめて洗う人も多いのではないでしょうか

たっぷり汗が染み込んだまま服を数日放置しすれば、汗ジミが取れにくくなってしまうので、再び着られるよう洗濯をこまめに行いましょう[注11][注12]

参考文献:[注11]失敗しない夏物衣料のしまい洗いとは

参考文献:[注12]女性の体臭に関する調査

point
私の妻がつくる黄ばみは、重曹やハイターではキレイに落ちないので、海外の酸素系漂白剤スプレータイプを使っています。

発汗トレーニングをする

軽い運動を続けることで、ベタベタとした汗をサラサラとした、いい汗に変えることが可能です

とくに有酸素運動をすると、手足にある、あまり機能していない汗腺を、目覚めさせることができるのと同時に血行もよくなり、自然に発汗を促進できます[注13][注14]

参考文献:[注13]老若男女の発汗能力の解明とその生物学的意義

参考文献:[注14]人体の体温調節反応

毎日運動を続けることに慣れない人は、40℃くらいのお湯に20分ほ半身浴すれば、軽い歩行運動と同等の生理変化があり、汗腺類の機能回復の助けにもなるのです。[注12]

そのほか、お風呂上りに扇風機やエアコンで、強制的に冷まさないようにします。自然に汗が引くまで服を着ないようにしましょう

こうして日々の入浴を工夫することでも、良質な発汗トレーニングになります。[注15]ただ、水分補給だけは心がけてくださいね

参考文献:[注15]半身浴 による生理変化

黄ばみはワキガと限らない

先ほども紹介したように、エクリン汗腺か分泌された汗も黄ばみができることもあります。

単なる汗による黄ばみなのにワキガではないかと、すぐさま手術を考えたりする必要はありません

もし、一時的にある程度、ワキ汗とニオイを抑えたいという方は、ボトックス注射も有効的です。美容では顔のシワ取に応用されていて、安全性も確認されている治療法です[注16]

効果の持続時間は個人差がありますが、手術以外の治療法として選択するのも、ひとつの方法でしょう

まずは、クリニックで医師に相談し、判断していくのが望ましいでしょう。

参考文献:[注16]ボトックスビスタ注用 50 単位に関する資料

最後に

・黄ばみをワキガ判定に応用する医師も

・こまめな洗濯を心がける

・発汗トレーニングは入浴でも可能

・デオドラント剤によっては黄ばみが発生

・黄ばみ=ワキガではない

妻が以前勤めていた会社は、制服の下に着るのは白のブラウスと決まっていたので、すぐ黄ばんでとにかく困っていました。

ところが、それよりも妻が悩んでいたことは、ワキの汗ジミや黄ばみが気になって、オシャレができないことです

服を選ぶときも、白い無地Tシャツや袖の部分が透けている白いシャツなど、可愛い服を着てみたいのでしょうが、やはり汗ジミや黄ばみが気になり、どうしても柄物や黒っぽいものばかり選んでいます

何よりもまず、手間を惜しまず、ワキを清潔に保ち、細菌が繁殖しないように、自分にあった対策を見つけることが大切になるでしょう

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