子供に【遺伝したワキガ】について

子どものワキガ【原因・対策】
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ワキガ体質の親として一番悩むのが、子供への遺伝ではないでしょうか。

 

私たちも「将来この体質が、生まれてくれる子供に遺伝したら…」「ワキガが子供に遺伝し、同じ苦労をさせたら…」と思うと、なかなか新しい命を授かることに踏み切れないでいました。

 

ワキガのことをいろいろ調べていくうちに、あっという間に3夫婦そろって30代に突入。

 

年齢的なこともあり、もう無理かなと思っていたそのタイミングで、奇跡的に一人娘を授かることができたのです

 

娘がスクスクと成長してくれることは、私たちにとっても楽しみが多い時期ですが、その反面、新たな悩みも出てきました。

7歳になったばかりの娘にワキガ発生

この子に妻の多汗症やワキガが、遺伝しているのだろうか。もしその場合、子供にかわいそうな思いをさせてしまうのではないか…。

 

幼稚園生のころから耳垢は湿っていたので、ある程度の覚悟は決めていたのですが、ワキガ体質に悩んでいる私たちにとっては、娘のことが毎日心配で心配でたまりませんでした。

 

しかし、残念ながらそんな私たちの思いもむなしく、7歳になったばかりの娘から、わずかに妻と同じワキガ臭がするのに気づいたのです。

 

やはり、遺伝したか…

 

と、ワキガが発生した時期のあまりの早さに驚き、妻はショックで「どうしたらいいのか」とつぶやくばかりで、かなり落ち込んでいました。

 

ワキガ体質の人は、両親のどちらかがワキガである可能性が高いと言われています。[注1]

 

けれども、私たちの友達には、両親ともワキガ体質であるのに、ワキガじゃない人もいるのです。

 

では、ワキガには遺伝しやすい人、ワキガが遺伝しにくい人、それぞれ特徴があるのでしょうか。

 

そこで、子供へのワキガの遺伝の確立はどのくらいあるのか、調べてみました。

参考文献:[注1]腋臭症の診療方針の立て方と治療

子供へのワキガ遺伝確率


一般的にワキガは、

両親ともワキガ体質の場合約80%

片親がワキガ体質の場合は約50%

の確率で遺伝する傾向があります。[注2]

(前略)調査によると、両親ともワキガの場合は80%、片親がワキガの場合は約50%の確率で遺伝するといわれています。(後略)

引用元:[注2]2010年 長崎出版 重本譲 『ドクターによるワキガ・多汗症・黄ばみの最新治療』42Pより引用

しかし、両親がかなり強いワキガ体質でも、その子供は全く臭わなったり、逆に両親ともワキガ体質でなくとも、子供がワキガになるケースも少なからず見かけられるのです。

 

これは、優性の側の形質のみが表現型として表れる、もしくはそのような現象である、いわゆるメンデルの法則の1つと言われています。[注3]

参考文献:[注3]遺伝子・DNAの謎に挑んだ歴史

ワキガは遺伝的要素が強く出ますが、


・先祖代々引き継がれた遺伝子
・優性の性質を示す法則により

・どの遺伝子を選び
・どれを捨てるかで
・一人ひとりが変わってくる

 

ため、子供にワキガが発症するかどうかはわからないものなのです。

 

ワキガ体質である親御さんに、前向きに考えてと、簡単に言えるものでもありませんが、逆にワキガが遺伝する確率は100%ではありません。

 

基本的にワキガは病気ではなく体質であるため、人に移るこはなく、親からの遺伝的なものが影響するのは確かです。


とは言っても、生まれてくる子供の誰に何が起きるのか、などという、まだ見ぬ未来のことは誰にもわからないのです。

 

そして、これら以外に食生活の偏りも、大きな要因となっています

 

つまり、前段の「食事でワキガ対策」でお伝えしたように、ワキガの原因は動物性脂肪を多くとる、肉食中心という食生活も大きく関係しているのです。[注4][注5]

参考文献:[注4]肉食(畜産)が影響を及ぼす肉食の弊害 

【関連記事】食生活を見直すことで、ワキガ臭の緩和に期待ができます。その関係性については下記の記事で詳しく解説しています。

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子供のワキガはいつから発生するの!?


腋臭症は、第二次性徴期が認められる思春期の時期に伴い発症します[注5]

 

次いで、アポクリン汗腺が増加し、ワキガの原因であるニオイがする汗が分泌されるようになります。

 

しかし、最近では食生活の欧米化などにより、

 

・子どもの肉体的な
・成長が早く
・汗腺の発達次第では
・幼稚園児から
・ワキガの症状がでた

という報告もあるようです。

 

さらに、耳の中にアポクリン汗腺は、幼児のころから発達しているため、ワキガ特有のニオイがしてなくとも、小さな子どもでも耳垢が湿っていれば、将来ワキガ体質になる可能性があります[注5]

参考文献:[注]形成外科診療ガイドライン

子どもの「ワキガ手術」は何歳から?

子どもにワキガ体質が遺伝した場合、親の責任として、手術による子どものワキガ治療を、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

 

ただ、そう軽々とは周りに相談できることではないため、ずっと悩みを抱えてしまいますがちですよね。

 

また、手術を受けることになった場合、気になるのは子どもの心と体への負担でしょう。

 

しかし、いくら私たちが手術を希望しても、第二次性成長期を迎えていない子どもの場合、成長の途中ですから、汗腺類はこれから成長のスピードを上げていきます。

 

そのため、現在活動中のアポクリン汗腺を取り除いたとしてもまた、新たなアポクリン汗腺が増加する可能性も十分考えられるのです

 

もし、子どもの根本的なワキガ治療を考えているのであれば、第二次性成長期を迎えた以降の時期が、再発の確率も少なくなるでしょう。

手術をともなう治療は「心や体の負担」を考慮

ワキガを根元から断つためには、ニオイの原因であるアポクリン汗腺そのものを除去するしか方法はありません

 

それが手術ということになるのですが、子どものワキガ手術は、成長やニオイの度合いにより、治療のタイミングやできることが変わってきます。

 

ニオイが軽減されず手術痕もひどくなったというのでは、さらに子供への負担が大きくなってしまい、手術を選択したのは誤りだったという結論に達します。

 

この時期の子どもは、大人と違って、体の成長具合や症状の程度の個人差が大きいので、手術をともなうワキガ治療は慎重に考えるべきでしょう。

 

いずれにせよ、根治治療を望むのであれば、お子様とコミュニケーションを取りながら、さまざまな情報を収集し、実際に信頼できるクリニックのもとで治療を受けるようにしましょう

私たちの「子どもワキガ対策」への取り組み方

私たちは食生活の見直しや、子どもの皮膚にも対応しているデオドラント剤での対策など、比較的取り組みやすい治療から始めています。

 

治療を始めたばかりのころは心配でしたが、今の段階では、これらの適切で健康的なケア方法で、娘のワキガは十分に軽減されています

 

しかし、成長にともなって大きさが変化するのもアポクリン汗腺の特長です。

 

男女とも、第二次性徴期を迎えるころに大きくなり、とても活発的になってきます。

 

成長に関しては、もうどうしようもないんですが、いかにニオイを目立たないようにするかは、私たちの対策でも変わってくるでしょう。

 

これから娘のニオイが気になるようであれば、多汗症やワキガの治療を専門としている、皮膚科やクリニックで、汗腺の働きを抑えるボトックス注射で治療するということも考えています。

 

まわりの子どもをみて、一喜一憂しても仕方がありません。

 

いきなり子どものワキにメスを入れる根本的治療でなく、子どもの心と体への負担も少なくていい、痛みの小さい治療から始めていくのも1つの方法ですよ。

最後に

・ワキガの遺伝確率は100%ではない

・食生活の偏りもワキガになる要因

・汗腺の発達次第でワキガが早期発症

・活動中の汗腺類は除去しても増加する

・比較的取り組みやすい治療から始める

 

私もまた、一人娘を持つ親として、子どものワキガに気づいたとき、とてもショックな気持ちになりました。

 

しかし、私たちがあきらめず、親子でワキガ対策に取り組めば、解決法なんていくらでもあります

 

とにかく大事なことは、本人も家族もワキガを悩みすぎて、ストレスならないようにすることです

 

ワキガというのは、本人しか分からない、とっても切実な悩みなので、ワキガ体質が遺伝した子どもは、私たち以上に複雑な気持ちなっています

 

親子でしっかりとコミュニケーションをとりながら、いつも積極的に情報を収集し、最も好ましい我が子のワキガ治療法を見つけていきましょう

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